さていよいよ初のスキー部の合宿です。12月中旬から1週間は長野県の野沢温泉スキー場、12月下旬から1月初旬は高校の時に行った鳥取県大山スキー場です。大山スキー場では宿泊が、伝統なのかなぜか大神山神社の社務所を借りての合宿でした。環境はテントよりちょっといい or ユースホステル以下くらいのレベルでした。すべて自炊でしたので、1年生が食事当番で約10数人いた同級生と交互に慣れない調理をしました。(そう言えば入部時点では20人いた同級生の約半分が雪を見ることなくやめていきました)寝るのは畳の上に寝袋で部屋は超すし詰め状態でした。風呂は思い出したくありません。今となってはとんでもなく非効率、不衛生な状態、体制、練習、用具等でしたが、経験という部分ではもう誰も出来ないことなので今ではすべてが思い出深い事ばかりです。
そして、初レースは1月15日の福岡県民体育大会です。成人式に出られない日程での初入賞で少し自信が芽生えました。レベルは低かったのですが、九州でのウィンタースポーツという地理的なハンディを越えることや個人競技ならではの面白さを徐々に体得していった頃です。
大学の後期試験が終了後の、2月上旬から3月下旬までの長い春合宿もこのあとありました。この時の合宿は大会の行われる鳥取県大山のみでした。全関西学生スキー選手権大会(1部10校、2部20数校で我々は2部)と中国四国九州学生スキー選手権大会です。この合宿のあと1年生数名がやめましたが、そのあとは残り全員の10名は最後までやり切りました。我々1年生も出れる試合にはもちろん出場しましたが、まだまだのレベルでしたので、結果はないに等しい状態でした。