準備の最後は英語力と勇気です。
まずは英語力です。この1年、英語は全く勉強しませんでした。優先順位をもっと上げて勉強しておけば、向こうでもっと楽しめたかもしれません。しかしながら、目の前のことをどんどんこなしていくばかりの時は、できないことも当然あるわけで、私は超人ではありません。超人で思い出しましたが、昼間のスキーショップでのバイト中に、立っている状態なのに睡魔が襲ってきてフラフラして、ついにはひざから力が抜けていき、倒れてしまったことが何度かありました。本当に眠い時は、なんと他のバイトの女の子に「今から10分寝るけん見張っとって!」と伝え、スキーウェアの試着室で寝ました。(売上高NO,1のバイトだったから許されたことです)
次は勇気です。時期は覚えていませんが、こんな大事件がありました。ワーキングホリデーを教えてくれて、一緒に行こうと誘ってくれたSくんから連絡があり、事情があって一緒に行けないという話でした。
ショック~!!!!!!!!!!!!!
想像していたオーストラリアでの様々な妄想計画が消えていきました。しかし、100点満点の80点をとれるくらい?に準備してきましたので、行くのをやめる選択はありませんでした。
この時の感覚はデジャビュのように染み付いていて、思い返すとこの15年程の間で3回ありました。
1回目:8歳の時に、5人の仲間と初めてのMy自転車で長い坂を登っていると、みんな諦めて下っていくのに一人で登り切って、遠い叔母のところまで行ってしまったこと。
2回目:19歳の時に、スキー部の同級生が次々とやめていくのに続けたこと。
3回目:22歳の時にワーキングホリデーで一人で行くことになったこと。
いま振り返ると「飽きやすの好きやす」(博多弁がわからない方は一番下を参照)という博多弁のような22年間でしたが、しっかりとした芯(コア)ができている時期だったのかもしれません。
人に頼らず生きていくことを身につけていき、自立心を育む必要があったのかもしれません。
明日はいよいよ大阪へ出発ですので、ここで費用についての明細を書きます。当初は100万円貯める計画でしたが、スキー等で使ってしまい、結局約80万円が貯まりました。実際にかかったのは、
①パスポート:5,500円(写真代含)
②ビザ:20,000円(ほとんどが大阪までの交通費)
③国際学生証:1,000円
④エアチケット:230,000円(往復)
⑤トラベラーズチェック:600,000円(向こうでの費用)
⑥現金(オーストラリア&米ドル):20,000円
⑦現金(日本円):30、000円(帰国後福岡へ帰るための交通費等)
⑧海外旅行保険:11,210円
⑨衣類:5,000円(ほとんどがあるもので済ませました)
⑩その他:5,000円(サンダル、他)
合計:約930,000円
え!赤字!ではなく、高校の先生や友人、親戚、両親からの餞別がありましたので足りています。この場で改めてお礼を申し上げたいと思います。
「本当にありがとうございました。助かりました」
また、壮行会も開いていただきありがとうございました。
さあ明日はやっと福岡を出発します。
↑↑↑↑↑↑このイラストを描いた高校の同級生はデザイナーになっています
飽きやすの好きやす とは、飽きっぽくて惚れやすい、熱しやすく冷めやすい性格を指しますが、移り気なことを、進取の気性ととるか浮気性ととるかは微妙です。